会社理念philosophy

「あなたが文化なのだ」──という思想。

素晴らしい書籍は、私たち人間の共有の資産です。それは時代を超え、世代を超えて、人々の心を揺さぶり続ける財産です。画像・映像処理、通信・ネットワーク技術が進み、マルチメディア全盛期を迎えている昨今ですが、「1冊の本の重み」と「紙・活字の手ざわり」は、今後も変わることはないでしょう。

翻って、出版界の風景を眺めると、一流作家・話題の作品に耳目が集中してしまう傾向を否定できません。時代の趨勢、そして市場の構造を考えるとやむを得ないことではありますが、新鋭作家が生まれにくい現状は、出版界にとって由々しき事態と言えるでしょう。新しい人材がチャンスをつかんでこそ、「次の時代」が編まれていくのですから。

いまは埋もれている才能を、世に知らしめたい。ふだんはペンを持たない方にも、発言の場を提供したい。文芸社は、「売れる」書籍づくりに加え、新進作家の発掘にも注力しています。出版業界の慣例を尊重しつつ、その一方で独自の手法による新しい出版文化の創造を追究。「良書が売れる社会」の復権を目指しています。